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対馬空港から車で約5分。大正8年創業の河内酒造は、古くから島民に広く親しまれている“対馬の地酒”を造る対馬唯一の造り酒屋だ。
代表する銘柄は美津島町のシンボル!霊峰から名付けられた「白嶽(しらたけ)」。
水源の森百選に選ばれた「鶏知(けち)の森」の伏流水と、熟達した伝統の技をもって手間ひまをかけ、
芳醇で口当たりまろやかな酒を仕込み続けている。
平成16年度全国新酒鑑評会金賞、福岡国税局鑑評会吟醸酒部門3回連続金賞という名誉を誇る白嶽ブランド。「これは技術力の証明だと思っています。ここ2、3年レベルが上がり確実においしくなっている自信があります。味と香りのバランスがいいんですよ。」3代目・伊藤浩一郎さんが熱く語ってくれた。
酒造りは漬物同様、同じ材料、同じ手法で作っても作る場所、人、温度、水など様々な条件で味が変わる。なかでも河内酒造では、米に強いこだわりを持っている。「酒において日本人の味覚を左右するのは“コク”ですよね。そういう意味で香りの原料となる米が重要なんです。うちでは佐賀県産の「レイホウ」や「西海」、大吟醸にいたっては酒好適米の最高クラス「山田錦」を使っていますが、うちのこだわりはその米を使用し“いかに上質の蒸し米を造るか”ということなんです。ボイラーの熱と蒸気を調整することによって外は堅く、中がやわらかな弾力ある蒸し米を炊き上げます。私は蒸し米がよく炊けたら酒造りは8割OK。あとは微生物が造ってくれると思っています。」と浩一郎さん。
また、河内酒造では焼酎も製造。焼酎「やまねこ」は酒用の麹を使用し減圧蒸留で造られた、麦焼酎8に対して米焼酎2をブレンドした珍しい麦米焼酎だ。
それにしてもお二方とも肌艶がいい。「酒造りの時期になると、妙につやつやになるんですよ。」酒造りの行程を思い浮かべ、そのひとつひとつを愛おしむ口調で3代目浩一郎さんは目を細めた。
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