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歴史と伝統は酒造りにも大きく受け継がれており、豊富な地下水に恵まれ、原料の米は県内産を使用しているが、
「手をかけてやればやるだけ、いいお酒も生まれやすくなる」と、現在でも徹底しているのが仕込みの分量。
1500〜3000mlの小さな仕込み分量のため、温度や品質管理が十分行き届き、均等の発酵が可能となる。
蒸しは非常に珍しい、木と竹でできている木製の甑(こしき)を使用。これによって甑が結露をおこさず、
また木が水を吸うために余計なべたつきもなく、すっきりとした味に整えることができる。また、全ての量を木槽しぼり
という伝統の手法を用い、丹念に手作業でこなす。そして酒造りで最も重要な行程である麹造りは200年間変わらない、
蒸水に麹菌を育成させ米の澱粉を糖化させるという方法である。
このように伝統的な手作りを続けてきた、「いいものは、いい」という、一つ一つのこだわりと自信が、繊細な香りの高い、
すっきりとした日本酒を生み出している。
焼酎造りにも力を入れており、3年以上ブランデーの樽で貯蔵された「長崎っ子」は、厚みのあるまろやかな味わいに
仕上がっていて、一番のお勧め。また、代表的な商品である「ぎんた」は、佐世保の方言で「それならば」という意味の
「そい、ぎんた」から命名されたという。まさにこの蔵が目指す、地元密着という信念を表している。
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