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玄界灘の大自然に抱かれた壱岐島。土地の気候、米、麦、水質など、壱岐焼酎の醸造技術はこの島であるからこそ生まれたものだと言える。
明治32年創業の山の守酒造場は、豊かな自然に包まれた郷ノ浦町にそびえる壱岐で一番高い山、岳の辻の麓にある。
酒造場内に入ると、藁を練り込んだ土壁に和数字でかめの番号を示した番号札。仕込みの際に使う木製の櫂棒。そして、むしろにくるまったかめが行儀よく整列し古式にのっとった焼酎造りが営まれている趣ある空間が広がっている。壱岐伝統の技法を磨き育て100有余年。山の守酒造場最大の特徴は、伝統に守られた、この“かめによる仕込み”にあるのだ。
焼酎は原料や製造法、杜氏らのこだわりによって味が変化する嗜好品。山の守の焼酎は、厳選された米麹と大麦をかめに仕込み、そのもろみを一釜ごとに常圧蒸留機で蒸留。約4週間の工程を経て焼酎が出来上がると、風味と艶をよくするために貯蔵し、半年以上、少なくとも2年は熟成し出荷する。
代表銘柄は “かめ仕込み”の手造り焼酎「山乃守」。蔵人の細やかな愛情と昔ながらのかめ仕込み、“造り手の想いが焼酎に伝われば一層旨さが増す”、そんなことを感じさせるのが丹精込めて造られた山乃守ブランドなのだ。
サラッとしたまろやかな飲み口でありながら、奥深い味わいを持ち、水割り、お湯割り、ストレート。どんな飲み方でもオールマイティに合う。山の守酒造場がこだわる“かめ仕込み”で生み出す伝承の風味は今後も守り継がれ、多くの人々に語り継がれていくに違いない。
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