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島原城近く、古い民家が軒を連ねた風情ある佇まい。酒造場兼住まいである山崎さんのお宅は、江戸時代、将軍家綱より島原移封を命ぜられた松平忠房と共に分家して京都より島原に居を移した旧家。当初、酢・醤油・ロウなどを作っていたが、明治17年より酒造りをはじめたのだという。酒造場としは、大正6年、全国新酒鑑評会に全国で第1位の評価を得た後、酒造りに専念して110余年。現在、日本酒、焼酎、リキュール等100種類を超える商品を販売している。「なぜ酒造りをはじめたかというと、おいしい水が湧き出でるようになったからだといいます。」という倫弘さんは、酒造りをはじめて20年近く。以前は化学メーカーの研究所に勤務していたのだという。その経験を生かし、あらゆる角度から分析し、旨い酒、または万人に好まれる酒を次々に考案し造っている。時代を捉え、また島原の風土を生かした現代の山崎本店酒造の酒造りは、倫弘さんの代になってさらに勢いを増しているようだ。
「うちは小さな蔵なので、その特徴を生かしこだわりを持った製品造りをしています。なかでも海藻を原料にした『わかめ焼酎 七萬石』はヒット商品ですね。現代の健康嗜好にもあっていますし、わかめを原料に使っていてとてもまろやかな味わいなんです。体にもいいという、イメージそのものの焼酎になっています。」
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