テキーラはメキシコの特産酒だ。原料は竜舌蘭、アロエを大きくしたような形の根生植物である。竜舌蘭は何百種類もあるが、テキーラで使用するのはアガペ・アスール・テキラーナの根茎。掘り起こした球茎を割って蒸したものを砕き圧縮して汁を搾る。それを発酵させさらに蒸留してつくられる。それ以外の竜舌蘭からつくる蒸留酒を一般にメスカルと呼んでいる。
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メキシコ原住民の間では、竜舌蘭の搾り汁を発酵させて作る醸造酒(プルケ)が古くから飲まれており、遠くはトルテカ、アステカ文明のころから飲まれていたという。16世紀にメキシコに渡ってきたスペイン人達がプルケを蒸留して生まれたのがメスカルとなる。テキーラという名前が誕生するのは20世紀に入って、植物学者のウェーバー博士によって、テキーラづくりに最適なものが竜舌蘭の一種であることが認定され、「アガペ・アスール・テキラーナ」という名前が与えられてからだ。
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テキーラも、ブランデーのコニャックなど同様にメキシコ政府では、規定を定めている。まずアガベ・アスール・テキラーナを原料にしたスピリッツで、地域もハリスコ州全域、ナヤリト州、ミチョアカン州、グアナファト州、タマウリパス州の5州に限定されている。
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樽熟成させない無色透明でシャープな香りを持つホワイト・テキーラ。テキーラのほとんどがこのタイプ。オーク樽で樽熟成させた淡黄色のゴールド・テキーラ。樽熟成させる製法で2ヶ月以上熟成させたものをテキーラ・レポサド(短期)といい、黄色みがつき樽の香りも移りまるい口当たり。さらに1年以上熟成させたものをテキーラ・アホネ(長期)という。これはブランデーのような樽香が強いコクのある味わいがあり高級品とされる。
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