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ワインとはぶどう果、またはぶどう果汁を発酵させてつくった「ぶどう酒」をいう。世界各地で、その土地で育ったぶどうを使い、それぞれの風土に合った作り方で、それぞれの味わいに仕上げている。
ワイン(Wine:英語)、ヴァン(Vin:フランス)、ヴィーノ(Vino:イタリア・スペイン)、ヴァイン(Wein:ドイツ)とそれぞれ呼び方もさまざまである。

 ワインの分類

ワインの種類は、製造法の違いにより次のように分類される。
1. スティル・ワイン(非発泡性ワイン)

一般にワインという場合、この種類に入る。色の違いから赤ワイン、白ワイン、ロゼ・ワインに分けられる。アルコール度数は。造られる国や造り手により少しずつだが差がある。日本の場合、14度未満、通常11〜12度。フランス、ドイツ、イタリアでは、だいたい10〜12度とみてよい。なお、瓶詰めの時期を非常に早くすると、炭酸ガスがワインに溶けこみ、瓶中で緩慢な後発酵を続けるものがある。これはクラックリング・ワイン(弱発泡性ワイン)という。

2. スパークリング・ワイン(発泡性ワイン)

シャンパンに代表されるように、発酵中の炭酸ガスを瓶の中に閉じ込めて、発泡性をもたせたワイン。ただし、シャンパンは原産地呼称法上定められた名称で、フランスのシャンパーニュ地方産に限られる名称。一般には、スパークリング・ワイン、またはフランスではムスー、ドイツではゼクト、イタリアではスプマンテと呼んでいる。アルコール度数は、だいたい9度から14度で、ガス圧は3気圧から6気圧くらい。

3. フォーティーファイド・ワイン(酒精強化ワイン)

シェリー、ポートが代表格。発酵中、あるいは発酵終了後、ブランデーを添加するため、アルコール度数は18度前後となる。

4. アロマタイズド・ワイン(香味付けワイン)

フレーバード・ワインともいう。ワインをベースにして各種スパイス、ハーブなどの蒸留液、あるいは浸出液を加えたり、果汁を加えてつくった香り高いワイン。ブランデーを添加する場合も多い。イタリアのヴェルモット、スペインのサングリア、フランスのキールが代表格。アペリティフとして楽しむものが多い。

以上がぶどうで造られるのに対し、ぶどう以外の果実で造られる醸造酒をフルーツ・ワインと呼ぶ。
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 各国のワイン法

ワインの種類は、製造法の違いにより次のように分類される。
◎フランス

1935年、ワイン産地の整理、格付けが行われ、原産地統制呼称法(AOC)が制定された。フランスワインは以下の4つのカテゴリーに分類される。高級な方から、AOC(現地統制名称ワイン)、AO VDQS(生産地呼称限定高級ワイン)、ヴァン・ド・ペイ(Vin de Pays)、ヴァン・ド・ターブル(Vin de Table)。

◎ドイツ

ドイツには、13のぶどう栽培地域があり、大きく次のクラスに分けられる。1.QmP:肩書き付き上質ワイン(高級ワイン)、2.QbA:上質ワイン(上級ワイン)、3.Deutscher Lndweinドイチャーラントヴァイン(地酒)、4. Deutscher Tafelweinドイチャーターフェルヴァイン。

◎イタリア

イタリア・ワインは、頂点のDOCG(統制保証付原産地呼称)ワイン、DOC(統制原産地呼称)ワイン、ITG(産地呼称)ワイン、VdT(品種、産地表示なし)ワインの4階層に分類される。


 その他の国のワイン

◎アメリカ

アメリカのワインのほぼ90%は、カリフォルニア産。近頃はオレゴン州も注目される。

◎ニューワールド

伝統と格式のヨーロッパを中心としたワインに対し、近年台頭が著しいワインを第三世界またはニューワールドのワインと呼んでいる。
南米では、2000以上のワイナリーがあるアルゼンチンや16世紀からのワインづくりの歴史があるチリが優良なワインを産出している。同じ南半球では、オーストラリア・ワインも1990年代に大躍進を遂げ、次々と評価の高いワインをつくり出している。また、南アフリカのワインも優れた味わいの良いワインが増えつつある。


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